オープンソースコントリビューション尊重宣言

先日、ロックロブスターのサイトに「オープンソースコントリビューション尊重宣言」(英語版) というページを作成しました。

短い内容なので全文引用します:

  1. 私たちはオープンソースソフトウェアの価値を認め、自らの事業がその上に成り立つことを忘れません。
  2. 私たちはオープンソースコミュニティの長期的発展を最優先に考え行動します。自らの利益を優先する発想には賛同しません。
  3. 私たちはオープンソースソフトウェアへのコントリビューションを尊重し、その活動を支援します。また、ステークホルダーが個人として行うオープンソースコントリビューションに干渉しません。
オープンソースコントリビューション尊重宣言

わざわざこのような宣言をした背景には長年の問題意識がありました。

よその国はどうか知りませんが日本ではいまだオープンソースソフトウェア (OSS) の価値が正当に認められておらず、信頼性の低いフリーウェアの親類ぐらいのイメージで捉えている人が大多数だと思います。OSS を実際に業務で使っていてそこから利益を得ている企業でさえ似たようなものです。この状況は僕が OSS に関わり始めた20年前からほとんど変わっていないんじゃないでしょうか。

OSS 開発者に対する扱いもひどいもので、ある日本企業では社員による OSS への自由なコントリビューション活動を制限していて、その企業に入社した OSS 開発者がソフトウェアの開発停止を強要されたとか。冗談にしても胸糞悪い話ですが、僕はこれ当事者から直接聞きました。

OSS 開発者兼企業経営者として、この状況には心を痛めていました。OSS コントリビューターが安心して働ける環境が増えてほしいし、それが当たり前の社会になることを願っています。先ず隗より始めよ、というわけでこの3条の宣言を公にし、また雇用契約等の契約書でも宣言の遵守を約束するつもりです。

テキストをパクっていただいても全然構いませんので、賛同いただける企業関係者の方がいらっしゃればぜひ一緒にやりましょう。


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